農林中央金庫のグループ会社である「株式会社AgriweB」が運営する農業経営プラットフォーム「AgriweB(アグリウェブ)」。2019年4月に大規模なサイトリニューアル、システム開発を行い、2024年8月には、さらなる機能拡充のために、UIやシステムの大規模な改修を担当しました。
農業経営者を支える総合プラットフォームへ
農業経営に役立つ専門的なコンテンツを提供し、より価値の高いサービスを展開していきたい。そんなクライアントの思いを形にするため、私たちは2019年にAgriweBを会員制サイトとしてリニューアルをサポート。さらに2024年には、会員向け有料サービスの導入を実現するための大規模な改修プロジェクトも手がけています。
この改修プロジェクトでは有料サービス化に伴い、価値あるコンテンツを提供するサイトへと発展させるため、多角的なシステム開発に取り組みました。特に会員管理システムの開発・改修や、学習コンテンツを管理するCMSのカスタマイズ、決済機能の実装などが中心的な施策となりました。
長年の運用知見を活かした総合的なシステム構築
AgriweBのプロジェクトでは、2014年のリニューアル時から続くシステムの運用経験を最大限に活用しました。長年の運用を通じて蓄積してきた知見をベースに、農業経営に関心を持つ会員の方々にとって必要な機能をシステムの仕様と照らし合わせながら整理。プラットフォームの根幹となる会員管理システムを自社で開発することで、クライアントの細かな要望に応えられる柔軟なシステム構築を実現しました。
2024年の改修では、有料サービス化に伴う決済機能や、外部サービスとの連携、一度のログインで複数のサービスを利用できるシングルサインオン機能なども実装しています。
農業者と専門家をつなぐマッチングサービスでは、外部ベンダーとの連携も重要な役割を担いました。複数の開発チームとのすり合わせを行い、大規模かつ複雑なシステム開発をトータルでサポートしています。
高度なセキュリティと使いやすさの両立
農業経営に関わる大切な情報を扱うプラットフォームとして、会員情報や専門データの安全な管理は最重要課題でした。そのため、高いセキュリティ要件を満たすインフラサービスの提供にも注力。DDoS攻撃や不正アクセスの対策として、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)やIPS/IDS(不正侵入防止システム)等を導入しています。
また、PowerCMSを使い、農業経営の専門情報を効率よく更新・管理できる学習コンテンツ管理システムを構築。ウェブの知識がなくても、コンテンツ管理者が使いやすいインターフェースを実現しています。
進化し続けるプラットフォームを支える長期的パートナーシップ
AgriweBはユーザーにより良いサービスを提供するプラットフォームとして進化を続けています。私たちはクライアントの長期的なパートナーとして、サービスの拡充やユーザー体験の向上に継続的に取り組み、農業経営の未来を支える基盤として、さらなる価値を生み出せるよう伴走していきます。
様々な専門領域における情報プラットフォームや会員制サービスの構築をご検討の際は、ぜひご相談ください。
- クライアント
株式会社AgriweB
- 期間
2024年8月
- URL