2025年3月、佐賀県危機管理防災課の職員4名を対象に、カスタムメイドの無人航空機操縦者講習を実施しました。 防災訓練で見えてきた「操作への不安」や「制度への疑問」を、実践的なプログラムでしっかりサポートしました。
現場の課題に即した、2日間の実践型プログラム
きっかけは、2月に行われた防災訓練。私たちも現地で訓練に立ち会い、現場の声を直接ヒアリングしました。 そこから浮かび上がった課題に対して、次のような形で講習を設計しました。
<講習の概要>
目的:操作への不安、制度理解の不十分さを解消する
対象:佐賀県危機管理防災課の職員4名
日数:2日間(座学+実技)
<講習内容>
1日目(座学)
- 航空法や飛行申請などの法令知識
- ドローン運用に必要な手続きや通報について解説
2日目(実技)
- 操縦アプリの設定方法
- 長距離飛行、緊急時の対応訓練
- 実務を想定したフライト練習
実技講習では、事故やトラブルを防ぐために「操縦権限の共有システム」を導入。講師が即座にサポートできる体制を整え、初心者の方でも安心して取り組めるよう工夫しました。
「普段の機体」で学べる、現場直結のリアルなトレーニング
今回の講習では、受講者が日頃業務で使用しているのと同じ機体を使いました。 新しい機体ではなく「いつもの機体」で学ぶことで、以下のような効果がありました。
<主な効果>
- 操縦感覚やアプリ操作に迷いがなく、すぐに実務に応用できる
- 現場で起こりうる操作トラブルや申請手続きの疑問を、その場で解消
- 使用機体に特化した操作トレーニングが可能に
さらに、飛行申請の手続きや安全運用のポイントも含めて、実務に即した形で講習を進めました。「講習が終わったその日から使える知識・スキルを得られた」との声もいただいています。
柔軟な講習設計で“本当に使える”学びを提供
EWMでは、受講者の理解度や業務内容に合わせて講習を柔軟に設計する「カスタムメイド講習」を提供しています。 今回も、防災訓練時の課題をもとにプログラムを組み立て、実践的な学びを重視しました。
<受講者からの反響>
- 「すぐに現場で活かせる内容だった」
- 「疑問点をすぐに解消できたので安心感があった」
- 「制度や手続きについても理解が深まった」
今後は、プラント施設や林業といった専門性の高い現場向けにも対応した講習を展開予定です。 「国家資格ではカバーしきれない現場ニーズ」に応えるべく、今後も柔軟に講習を設計してまいります。
ドローン活用でお悩みの企業・自治体の皆様へ
EWMでは、現場で“本当に役立つ”スキルの習得をサポートするカスタム講習をご提案しています。お気軽にご相談ください。