概要
製薬系のグローバル企業様より、日本法人のイントラサイトについてご相談をいただきました。本国の方針により、社内イントラサイトのプラットフォームが新しいシステムへ切り替わることとなり、国内で蓄積されていた1万ページ以上の情報をすべて移し替える必要が生じたことが背景です。日本法人では、他国よりも多くの情報が蓄積されており、さらに、コンテンツの多くが部門横断的に運用されているため、全体像の把握も困難でした。これらの課題を解決すべく、当社が全面的な移設支援を担当させていただきました。
豊富な大規模サイト移設のノウハウでサポート
当社はこれまでにも、数万ページ規模のWebサイト移行や大規模イントラネットの再構築プロジェクトに多数携わってきました。今回の案件でも、ページボリューム、部門数、更新頻度のいずれにおいても高い複雑性をもつ移設に対応するため、独自のページ棚卸しツールを活用し、現行サイトの構成と更新状況を可視化。対象ページの優先順位付け、不要ページの整理、リダイレクト設計まで一貫して対応し、情報の価値を損なうことなく、新プラットフォームへの円滑な移行を実現しました。
新プラットフォームの機能調査と、機能性にあわせた掲載コンテンツの組み換え
移設先となる新しいイントラプラットフォームは、本国側で導入された共通仕様のものであり、従来の日本法人イントラとはレイアウト構造や制約が大きく異なっていました。当社では、新プラットフォームの制約や機能を詳細に調査したうえで、各ページの役割や更新頻度に応じたテンプレートへの再配置設計を実施。既存コンテンツを単純に移すのではなく、社員の使い勝手を最優先に考慮し、構造の見直しと整理を同時に行いました。
社員向けシステム研修の提供
イントラサイトは社内コミュニケーションと情報共有の基盤であるため、利用部門が新システムに円滑に移行できるかどうかが成功の鍵となります。当社では、ページ編集を行う各部門の担当者向けに、操作研修とマニュアル整備を実施。ハンズオン形式で実際の操作に即したトレーニングを行い、移行後の運用体制を自走可能な状態に整えました。また、FAQやガイドラインも整備し、導入初期の問い合わせにも迅速に対応できる体制を構築しました。
企業イントラサイトのご相談はEWMへご相談ください
今回のプロジェクトでは、情報量が多く複雑に運用されていた日本法人のイントラサイトを、グローバル基準の新プラットフォームへと確実に移設するための支援を行いました。当社は、大規模コンテンツの構成整理、技術的な互換性対応、社内ユーザーへの導入支援までを一貫してサポートすることで、業務影響を最小限に抑えたスムーズなリプレイスを実現。今後も、企業の情報基盤の進化を支えるパートナーとして、柔軟かつ実行力のある支援を提供してまいります。