プロジェクト概要
日本赤十字社のデジタル資料館である『赤十字WEBミュージアム』の制作を手掛けました。
日本赤十字社には、2万点を超える歴史的かつ貴重な史料が保管されており、これらをWEBを通じてより多くの人に届けたいという課題がありました。
EWMはサイトの企画からデザイン、サイト制作と運用までトータルで担当しています。
顧客理解を深めながら進めたクリエイティブワーク
日本赤十字社の活動は、戦時救護から始まり、赤十字病院の開設、災害救護、看護師育成、国際活動、血液事業など多岐に及びます。
これら人道的活動の長い歴史を表現するために、私たち自身も日本赤十字社の歴史を学ばせていただきながらプロジェクトを進めました。
日本赤十字社の歩みを表現するためデザインのシンボルとして選んだのは、所蔵品でもある古いランタンでした。
このランタンは最初の事業である戦時救護時にも使われていたもので、人々が助けをもとめて集まった赤十字のこのランタンのやさしい灯火を、赤十字の歴史の象徴としてWebサイトの中心に置き、デザインしています。
専門のカメラマンによる展示品の写真撮影
高品質な所蔵品を掲載するためカメラマンによる撮影も実施しました。
皇族の方の御歌の色紙や、幕末の偉人たちの直筆文書、ナイチンゲールご本人が署名された看護に関する書籍の初版本など、取り扱いに注意が必要な貴重なものも多く、専門のカメラマンによる撮影を行っています。
拡張性の高いサイト設計
掲載する所蔵品数を将来的に増やしていくことを前提としているため、所蔵品情報を効率的に更新できる拡張性の高い仕組みでサイトの設計を行い、構築しています。
赤十字様とのご縁を感じるプロジェクト
日本赤十字社の創設者である佐野常民公は佐賀藩の出身であり、佐賀県では小学校で必ず教えられる「佐賀の七賢人」の一人として知られています。
佐賀に縁のある私たちがこのプロジェクトを担当し、佐賀出身のデザイナーが日本赤十字社の歴史をデザインさせていただくという、特別なご縁を感じるプロジェクトになりました。
- クライアント
日本赤十字社
- 期間
- 2021年10月
- URL
- https://www.jrc.or.jp/webmuseum/