弊社では、企業様や自治体様が開催される各種イベントのオンラインでのライブ配信サービスを提供しています。この度、官民連携で開催された企業のDX推進を支援するセミナー『SAGA DX SUMMIT』の熱気あふれる会場の様子を、オンラインで幅広いユーザーへ参加いただけるよう、ライブ配信業務を行いました。
プロジェクト概要
官民で開始された『SAGA DX SUMMIT』は、佐賀県産業スマート化センターと佐賀銀行、サガテレビが共同で主催するtoB向けのイベントです。
このイベントでは、佐賀県内に拠点を置く事業者はもちろん、首都圏をはじめとした県外の企業や自治体のより多くの方に参加していただくため、リアル会場での参加に加えて、イベントのオンライン配信をおこなわれており、弊社では、基調講演とパネルディスカッションのYoutube Liveをつかったオンライン配信業務を担当しています。
綿密な事前準備とスムーズな進行
今回のセミナーは、ゲストによる基調講演と地元企業の代表者とのシンポジウムという構成でした。このような形式のイベントを成功させるためには、綿密な事前準備が不可欠です。
まず、会場の音響機器の調整や、登壇者が使用する説明資料をプロジェクターに投影する環境の整備から着手しました。セミナーが開催された会場には、マイクやプロジェクター装置などの既設機器がありましたが、オンラインによる生配信を同時に行うための環境は整っていませんでした。
そこで、カメラ映像と資料PCの切り替えを行う映像機器や、配信視聴者用の音声調整を行う音響機器を、既設の環境から組み替える作業が必要となりました。この作業を適切に行うため、事前に会場下見を実施し、リアル会場の参加者とオンライン視聴者の両方に支障がないよう、細かく調査を行いました。
イベント運営スタッフの皆さまとも綿密な打ち合わせを重ね、細かなオペレーションを確認しながら本番に臨みました。その結果、スムーズな進行と高品質な配信を実現することができました。
豊富な経験で現地の配信環境を構築
セミナーの開催会場は、スピーカーやマイク、PA機器がすでに整備されており、通常の会議利用を想定して機器の設定がされている環境でした。しかし、今回のように生配信を行う場合、普段とは異なる利用方法となるため、機器の設定変更が必要となりました。
このような場合、追加する機材の選定やケーブルの取り回しなど、環境構築に関する専門的な知識や経験が求められます。EWMでは、これまでの経験を活かし、最適な機材選定と効率的な環境構築を行いました。
また、今回の会場ではイベント配信で利用できるインターネットの利用に制限があったため、ネット環境の調達として複数台のWi-Fiルータを用いた手法を採用しました。これにより、安定した配信環境を確保することができました。
さらに、会場のプロジェクターに表示する画面を単独で切り替えられるようにしたり、オンライン視聴者向けに出演者の紹介テロップをリアルタイムで表示させたりするなど、運営側からの様々な要望にも柔軟に対応できるシステム構築を行いました。
技術力と柔軟性が私たちの強み
EWMの強みは、クライアントの要望に対して単に「できる」「できない」と答えるのではなく、その背景にある真のニーズを理解し、最適な解決策を提案できる点にあります。
今回のプロジェクトでも、クライアントからの「こうしてほしい」「こうできたらいいよね」といったご希望に対して、「なぜそうしたいのか」まで丁寧にヒアリングを行いました。その結果、例えば壇上で登壇者が挨拶する際にプロジェクターの表示映像をOFFにするといった細かなご要望に対しても、機器の組み替えで柔軟に対応しています。
EWMのスタッフが普段使用している自社機材以外の機器でも適切に扱えるスキルが、今回のプロジェクトでも大いに活かされました。この柔軟性と技術力が、クライアントの満足度向上につながったと考えています。
終わりに
EWMでは、県内各地のイベントホールはもちろん、企業の会議室やオフィスでのオンライン配信業務にも幅広く対応しています。オンラインを活用して、より多くの方々を対象としたイベントの生配信や記録映像の収録といった業務をお考えの際は、ぜひEWMにご相談ください。
私たちは、クライアントの皆さまのニーズに寄り添い、最適なソリューションを提供することで、より多くの方々に情報や価値を届けるお手伝いをさせていただきます。高品質な配信と柔軟な対応力で、皆さまのイベントを成功に導きます。