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崇城大学が全国大学スマホ・サイトユーザビリティ調査で3位を獲得。月1回の定例会で“ワンチーム運営”を実現

崇城大学

崇城大学本井さん、今野課長、EWM Factory 中村、梅崎の集合写真
(左から)崇城大学広報課本井さん、今野課長。(右から)EWM Factory ディレクター中村、梅崎

熊本県熊本市にメインキャンパスを置く「崇城大学(そうじょうだいがく)」。薬学部、生物生命学部、工学部、情報学部、芸術学部の5学部9学科、そして大学院を備えた総合大学だ。

崇城大学 池田キャンパスの全景写真(引用元:Google Earth)
崇城大学は、JR崇城大学前駅から徒歩1分に位置する自然に囲まれたキャンパスです。
キャンパスの北側には薬学部と芸術学部、南側には生物生命学部、工学部、情報学部があります。

EWMは2011年のホームページリニューアルのコンペでパートナーとなり、2018年には2回目のリニューアルも担当。今日までサイトの運用、サーバー保守、アクセシビリティ改善、アナリティクス解析など、多岐にわたりサイト運営に必要なサポートを行なっている。

同大は2020年、使いやすさの観点から大学のスマートフォン・サイト(以下、スマホ・サイト)を評価する「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査(日経BPコンサルティング主催)」において、堂々の全国3位にランクイン。どのようにしてサイトを成長させているのか、崇城大学広報課の担当者に話を伺った。(インタビュー実施:2022年12月)

プロジェクトの概要

クライアント
崇城大学(そうじょうだいがく)
業界
学校、大学、教育
期間
2011年11月から
支援内容
Webサイトリニューアル、アクセス解析、サイト運用、サーバー保守
成果
CMSソリューション、SEO対策、アクセシビリティ対応
URL
https://www.sojo-u.ac.jp/

サイトリニューアルのきっかけ

まずは2011年にホームページのリニューアルを実施される際、課題とされていたことについて教えてください。

今野課長

大きくは2点ありました。

まず、TOPページがごちゃごちゃしていて、情報の在りかがよく分からない状態だったこと。当時は「とにかくTOPページに情報を出しておけば広報したことになる」という認識でしたので、各部署それぞれのイメージするバナーをつくってTOPページに配置してました。デザインもフォントもバラバラで、いわゆる大学側の“自己満足”のサイトになっていたんですね。これでは志願者が欲しい情報に辿り着くことができません。

もう一点は、広報課員で簡単にサイトの更新をすることができない状況にあったことです。当時はサーバーを別の部署が管理していたため、更新や変更が広報課だけでは行えませんでした。そこで、“デザインとサーバー、両方を一貫して管理できるサイト構築”を目指そうと決意し、私たちの悩みを解決できるパートナーを募るため、コンペを開催することにしました。

そのコンペにて弊社をパートナーに選んでいただいたわけですが、どのような点が評価のポイントだったのでしょうか。

今野課長

この「デザインとサーバー管理をセットにすること」については、要件の中に入れ込んでいたので、コンペに参加した制作会社さんの多くは、別のサーバー管理会社とペアで参加されていました。その中で、EWMさんだけが自社で制作もサーバー管理も一貫して請け負えるという提案だったんです。さらに、私たちのリニューアルの意図を汲み取った企画やデザイン案だったこと、そしてクラウドサーバーを利用することで年間コストもリーズナブルに抑えられる提案だったことも選定の理由でした。

リニューアル後の変化について

リニューアルサイトの公開後、どんな変化がありましたか?

今野課長

今までなかったCMS(MovableType)を導入してもらったので、広報課や学科の先生でもニュースが公開できるようになり、運営面は大きく変わりましたね。

2011年のリニューアルでは、熊本にある大学だということが直感的に伝わるように意識していました。熊本の観光スポットと、くまモンやキャンパスイメージを動くイラストで表現したユニークTOPページと、通常版TOPページの2パターンを用意しました。

崇城大学公式サイトへ初めて訪れるユーザーへ向けて表示するトップページの画像
初めてサイトを訪れた人にはユニークTOPページを表示。熊本と崇城大学のイメージが一目で伝わるようにした。(2011年リニューアル)
崇城大学公式サイトへ訪れるのが2回目移行であるユーザーへ向けて表示するトップページの画像
2回目以降にアクセスすると通常版TOPページが表示される。(2011年リニューアル)
サイトに対して、大学内部からの評判はいかがでしたか?

今野課長

操作や管理の利便性が上がった点などはよかったのですが、学内でコンセプトや趣旨がうまく伝わっておらず、賛否両論ありました。

そこで大学のサイトの「正解」を探るために、2012年から日経BPコンサルティングが主催する「全国大学サイトユーザビリティ調査」に参加することにしたのです。客観的にサイトに対する評価を得られるので、その結果をWeb担当者の指標としました。結果はEWMさんとも共有して、評価点が低い部分をどうすれば改善できるか話し合い、サイトの改修を進めていきました。

※ サイトの見やすさや、利用者を誘導する適切なナビゲーションが用意されているかなど、複数の指標に沿ってサイトを調査・分析するサービス。評価項目ごとに点数がつけられ、総合点数が高い大学順にランキングが発表される。

中村

調査に参加された当初は77位スタートでしたね。そこから、点数のつかなかった項目が加点されるよう地道に改善を進めていき、2016年には8位まで上昇しました。

今野課長

年々上がっていきましたね。その後、学科の先生たちにもサイト運営に対する関心や知識を持ってもらうために、「ホームページ検討委員会」を立ち上げました。メンバーは学科の先生と広報課で、委員会の集まりには要所要所でEWMさんにも参加してもらっています。

ホームページ検討委員会ではどのようなことをされているのですか?

中村

ホームページに関することなら何でもテーマにして話し合っていますね。サイトが誰に、どんな手段で、どのくらいアクセスされているのか、GoogleAnalyticsによるサイト解析結果も出しています。「一番PV数の多かった学科は◯◯学科です」といった感じで、学科ページのPV数ランキングを出して、低かった学科はどう改善すればいいのかをアドバイスしたり。

今野課長

月間のレポートを作成してもらっているのですが、”学科のページが見られていない=学科入学検討者が少ない”ということがデータで分かります。ですので、PV数が高い学科はどんな見せ方をしているのか、今の学生たちはどんな情報を求めているのか、といったことを一緒に探って、自分たちで改善できる部分は取り組み、サイトの改修が必要であればEWMさんに対応してもらう、といったことを繰り返しています。

にこやかに対談する今野課長と中村の写真

2度目のリニューアルを経て、ユーザビリティ全国3位に

その後、サイトリニューアルをご依頼いただきました。

今野課長

スマホが主流の時代に突入し、2016年から日経BPの調査にもスマホ版の「大学スマホ・サイトユーザビリティ調査」が登場しました。参加したところ、当時PC版の評価は8位にもかかわらず、スマホ版は80位だったんですよね。その時にはほとんどの大学生や、ターゲットとしている高校生はスマホ利用でしたので、”スマホファースト”のサイトへのリニューアルに着手しました。

リニューアルに際して気をつけられた点などはありますか?

今野課長

前回の反省を踏まえ、ホームページ検討委員会の場でリニューアルのコンセプトや、世界大学ランキングのトップクラスのサイトはシンプルなデザインを用いていることなど、具体的な事例を示しながら方針を説明していき、上層部や先生方の理解を得て進めるように意識しました。

また、広報課で管理・運営する各学科を紹介するページは、全学科統一のデザインを予定していましたが、芸術学部の美術とデザインの学科から「写真を多用したページにしたい」と他の7学科とはまったく異なる声が上がりました。別デザインを用意するとコスト面の調整が必要になるため悩みましたが、作品の画像をたくさん見せた方が学科の魅力が伝わると判断し、2パターンのデザインを取り入れることにしたのです。

スマホファーストでありつつ、大学側の意図や表現したいことにも柔軟に対応されたんですね。

中村

設計面では、スマホ・サイトユーザビリティ調査の結果を参考にしながら、スマホでタップさせるボタンの幅など、細かいところまで意識しましたね。文字を少なくして、受験生が得たい情報にすぐにたどり着けるようにしたり、とにかくスタイリッシュでかっこいいデザインにもこだわりました。

スマートフォンサイトデザイン
スマホサイト。メインビジュアルとキャッチコピーがインパクト大。視認性が上がるようNEWSの表示は4件に絞るなど配慮している。
2018年にリニューアルサイトを公開された後、スマホ・サイトユーザビリティ調査の結果が、翌年の2019年には全国5位、2020年には3位にまで上昇されました。

今野課長

嬉しい結果でしたね。もともとはWebサイトに関して素人である広報課メンバーの指標にするために参加した調査ですが、EWMさんの専門的なサポートのおかげで、ここまでユーザビリティを高めることができたと思っています。

中村

最新の2022年は6位という結果でしたが、獲得した点数自体は増えていましたよね。ユーザビリティが下がったという訳ではなく、各大学のサイトが見やすくなっているのかなと思います。

今野課長

崇城大学の進学者は九州内からが多いのですが、九州地区のランキングでは6年連続で1位となっていますし、アクセス数も最初のリニューアル時から比べると5〜6倍にまで増加しました。地道にコツコツと改善を重ねてきた結果だと思いますので、私たち広報課もやりがいを感じていますよ。

成功の秘訣はなんでも相談し合う関係性

崇城大学とEWMでは月に一回定例ミーティングを実施されていますよね。

中村

はい、基本的に毎月佐賀県(EWM Factory所在地)から熊本県の崇城大学のメインキャンパスまで伺ってミーティングするようにしています。新たにディレクターの梅崎も加わり、広報課の今野課長と本井さんの4名で実施していますね。

会議スペースで談笑する本井さん、今野課長、中村、梅野の画像

ミーティングではどんなことを話し合われているのですか?

本井さん

ユーザビリティレポートのチェック項目を元に、改善できることを話し合ったり、今年上位にランクアップした他の大学のサイトを見て、どんなふうにしているのか研究したりしています。Webの話以外にも、新しいお店の情報交換や、美味しかった食べ物の話とか色んな話をしてますよね(笑)。

今野課長

長年のお付き合いなので、なんでも話しやすい空気が生まれているんですよね。時々一緒にランチに行ったりもします。私たちが専門的で分からない部分も、EWMさんはこちらの言いたいことを読み取って説明してくれるので、円滑にサイト運用ができています。”ワンチーム”って感じですよね。こうした信頼関係がプロジェクト成長の秘訣ではないかと思います。

本井さん

私は2018年のリニューアル後に広報課に異動してきたのですが、それまでは経理にいたので、Webのことは右も左も分からないスタートだったんです。でもこの定例会があるおかげで些細なことも質問できますし、CMSの操作で分からないことがあればいつでも相談できるのでありがたいです。

今野課長

新たに梅崎さんという若い世代にもこのプロジェクトに入っていただいたので、より学生に近い意見や気づきをもらえて助かっていますよ。特に梅崎さんの検索方法や利用しているアプリなどを聞いていると大変勉強になります。

梅崎

そう言っていただけて嬉しいです。いつも気さくに接してくださるので、この定例会にもすぐに馴染むことができました。私は先生方を対象にしたCMSの講習会や、Analyticsのレポート作成、新しい取り組みのランディングページなどを担当させていただいています。

今野課長

崇城大学の広報課で担当している本サイトとは別に、学科が担当するサイトをつくるケースもありますが、いくつかの学科もEWMさんに構築してもらっています。

梅崎

はい、一部学科のオリジナルサイトは私が構築させていただきました。他にも大学図書館や英語学習施設(通称SILC:シルク)なども弊社で担当させていただいています。

今野課長

大学内から「どこかいいWeb制作会社知らない?」と相談を受けたら、EWMさんを紹介していますから。これからも頼りにしています。

最後に

長年のパートナーシップにより、大学とEWM、二人三脚でサイトを成長させて来られたわけですが、これからの目標があれば教えてください。

中村

本井さんが広報課に異動されて間もない頃に、定例ミーティングの場で「ユーザビリティ調査一位目指しましょう!」とはっきり言ったことがすごく印象に残っていますね。

本井さん

はい、一位を取りたいです(笑)。私の前任者は同期だったんですが、すごくがんばっていたんですよ。ユーザビリティ調査で上位に入り始めた時に、私が「おめでとう」と伝えたら涙を流して喜んでいて。大変だったんだなって、そうやってつくり上げたホームページなんだなと、気持ちも含めて引き継がなければと感じました。全国には有名な大学がいっぱいありますが、このランキングでは絶対一番になりたいです!

中村と梅野に笑顔を向ける本井さん、今野課長の写真

今野課長

私は一位にはこだわっていないんですがね(笑)。大学は組織なので、ユーザビリティが上がるからといって、他部署や教員が管理する内容をそのまま改修できるとは限らないんです。そうした障壁を、ホームページ検討委員会やEWMさんとのパートナーシップで改善意識を共有して、なんとか乗り越えられていると思いますね。そこがあるからこそ、担当がこれだけ高い目標を目指すモチベーションを持てるのだと感じます。

本井さん

今後私が異動になっても、ホームページについてはEWMさんが引き継いでくれるだろうと安心しています(笑)

中村

はい、お任せください!(笑)

今野課長

これからもよろしくお願いします。

カメラに顔を向ける本井さん、今野課長、中村、梅野の写真

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