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PowerCMSとは?官公庁・大企業に選ばれる理由と機能・料金を解説

郡健人

公開日

PowerCMSは静的生成方式を採用した国産商用CMSで、セキュリティと組織運用を両立します。

CMSの導入を検討しているものの「どのCMSが自社に合うのかわからない」「承認ワークフローや大規模コンテンツ管理に対応できるCMSを探している」そんな担当者に選ばれているのが「PowerCMS」です。

本記事では、PowerCMSとは何かという基本から、主な機能・料金プラン・セキュリティ仕様・他CMSとの比較まで、CMS導入を検討している方が知りたい情報をすべて網羅します。

目次

PowerCMSとは?国内3,500件超の導入実績を誇る国産商用CMS

出典

PowerCMSとは、アルファサード株式会社(大阪府大阪市)が開発・提供する国産の商用CMS(コンテンツ管理システム)です。2007年のリリース以来、官公庁・大手企業・教育機関を中心に国内3,500件以上のサイトで採用されています。

開発元・アルファサード株式会社について

PowerCMSを開発するアルファサード株式会社は、2003年設立の大阪市に本社を置くIT企業です。2024年には朝日新聞グループに加入し、経営基盤がさらに強化されました。

また、2015年からWebの国際標準化団体W3C(World Wide Web Consortium)のメンバーとして活動しており、Webアクセシビリティ分野での技術力と知見は業界でもトップクラスです。

参考

PowerCMSの特長

PowerCMSの特徴や導入するメリットは以下の通りです。

商用CMSの中では比較的安価

PowerCMSはエンタープライズ向けの商用CMSとしては、比較的手頃な価格帯です。スタンダード版は440,000円(税込)から導入でき、ユーザー数による追加費用が発生しないプランも用意されているため、多くの担当者がアクセスする組織でもコストを抑えやすい設計です。

大規模サイトの構築・管理が得意

1,000ページを超える大規模サイトでも、安定したパフォーマンスを発揮します。複数部署・複数担当者が関与するサイト運営を前提とした設計になっており、コンテンツの一元管理や権限設定など、組織的な運用に必要な機能が充実しています。

セキュリティが強固

開発元のアルファサード株式会社はISO 27001・ISO 27017・プライバシーマークを取得しており、情報セキュリティ管理体制が第三者によって認証されています。静的生成方式の仕組みやクラウド版のセキュリティ対策の詳細は後述の「PowerCMSのセキュリティ仕様」で解説します。

認証・評価 内容
ISMS ISO/IEC 27001:2022 / JIS Q 27001:2023 取得
ISMSクラウドセキュリティ ISO/IEC 27017:2015 / JIS Q 27017:2016 取得
プライバシーマーク 取得済み

参考

静的ページの作成が可能

PowerCMSは、コンテンツ更新時にHTMLファイルを事前に生成して保存する「静的生成方式」に対応しています。閲覧者がページにアクセスする際にプログラムやデータベースが動作しないため、不正アクセスのリスクを構造的に低減できます。また、CMSサーバーに障害が発生した場合でも、公開サイトへの影響を防ぐことができます。

日本語サポートが充実

日本企業が開発・運営しているため、問い合わせから技術サポートまで一貫して日本語で対応が可能です。

PowerCMSの主要機能

PowerCMSは、大規模・多部門での運用に必要な機能を標準搭載しているのが特徴です。追加のプラグインや個別開発に依存せず、導入直後から利用できる機能が豊富に揃っています。

基本機能

PowerCMSには、サイト運営に必要な基本機能が一通り揃っています。

HTMLの知識がない担当者でも管理画面からページの作成・編集が可能です。また、リビジョン管理(更新履歴の保存・復元)により、公開後に問題が発生した場合でも以前の状態に戻すことができます。

さらに、ユーザーごとに編集権限を設定できるため、部署ごとに編集範囲を限定し、誤操作のリスクを防ぐことも可能です。

承認ワークフロー

「担当者が作成→上長が確認→公開」という情報公開のフローを、システム上で管理できます。現在どの段階にあるか、誰の承認待ちかをリアルタイムで把握でき、承認・差し戻しの通知もメールで自動送信されます。複数部署が関与するコンテンツ管理業務の効率化に貢献します。

アクセシビリティ対応

アクセシビリティとは、高齢者や障がいをお持ちの方を含め、誰もが利用しやすいサイトを指します。PowerCMSには、国が定めるアクセシビリティ基準(JIS X 8341-3)への対応を支援するツール「PowerCMS 8341」が全プランに無償で付属しています。画像への代替テキスト設定漏れや、文字と背景の色コントラスト不足といった問題を自動で検出します。

参考

コンテンツタイプ機能

「お知らせ」「採用情報」「施設案内」など、コンテンツの種類ごとに入力画面の項目をカスタマイズできます。入力規則を統一できるため、担当者が変わっても一定の品質でコンテンツを管理できます。

参考

PowerCMSクラウド版とパッケージ版の違い

PowerCMSには「クラウド版」と「パッケージ版」の2つの導入形態があります。

項目 パッケージ版 クラウド版
運用環境 自社サーバーにインストール クラウド上のサービスを利用
(Microsoft Azure Virtual Machines)
初期費用 ライセンス費用のみ ライセンス費用+環境構築費
月額費用 なし
※2年目以降サポート更新費が発生
月額44,000円〜
セキュリティパッチ 自社で対応 セキュリティ対策・監視を委託できる
適している組織 IT担当者が在籍する組織 運用管理の負担を軽減したい組織

クラウド版はMicrosoftのクラウド基盤上(Microsoft Azure Virtual Machines)で稼働し、セキュリティアップデートの適用や24時間体制の有人監視が含まれます。情報システム部門のリソースが限られる組織でも導入・運用しやすい形態です。

参考

PowerCMSの料金プラン詳細(2025年1月価格改定後)

PowerCMSは買い切り型のライセンス制を採用しています(クラウド版は月額制)。2025年1月に価格が改定されています。

パッケージ版(オンプレミス版)の料金

エディション ライセンス形態 価格(税込)
スタンダード 1サーバ / 5ユーザー 440,000円
プロフェッショナル 1サーバ / 無制限ユーザー 880,000円
エンタープライズ 1サーバ / 無制限ユーザー 1,320,000円
アドバンスト マルチサーバー / 無制限ユーザー 2,640,000円

参考

2年目以降のサポートライセンス更新費用

継続的にバージョンアップやサポートを受けるには、年間サポートライセンスの更新が必要です。費用はライセンス価格の20%です。

エディション 年間サポート費用(税込)
スタンダード 88,000円/年
プロフェッショナル 176,000円/年
エンタープライズ 264,000円/年
アドバンスト 528,000円/年

クラウド版(PowerCMSクラウド)の料金

プラン 初期費用(税込) 月額(税込) 年払い優待(税込)
プロフェッショナル 880,000円 44,000円 440,000円/年
エンタープライズ 1,320,000円 66,000円 660,000円/年
アドバンスト 2,640,000円 132,000円 1,320,000円/年

年払いを選択すると月払いと比較して実質2ヶ月分が割引になります。
また、PowerCMSは導入前に全機能を試せる30日間の無料トライアルが用意されています。試用後に自動で費用が発生することはなく、製品版と同等の機能を事前に確認できます。

参考

PowerCMSのセキュリティ仕様

PowerCMSのセキュリティは「静的ファイル生成方式による設計上の安全性」と「組織・運用面の認証・対策」の2軸で構成されています。

一般的な動的CMSであるWordPressなどは、訪問者がページを開くたびにサーバー側のプログラムが起動し、データベースからデータを取得してページを組み立てます。このプログラムやデータベースに脆弱性があると、そこが不正アクセスの入り口になります。

一方、PowerCMSは、担当者がコンテンツを更新した時点でHTMLファイルを事前に生成・保存しておきます。訪問者がアクセスする際は、そのファイルをそのまま返すだけです。プログラムやデータベースが常時稼働しないため、攻撃を受ける入り口が根本的に少ない設計です。

また、CMSサーバーに障害が発生しても公開サイトは影響を受けず、継続して閲覧できます。

クラウド版のセキュリティ対策

クラウド版では以下のセキュリティ対策が標準で提供されます。

  • 24時間365日の有人監視(サイトロック株式会社提供)
  • ネットワークファイアウォール(Azure NSG)標準搭載
  • OS・ミドルウェアのセキュリティパッチ:日次取得・週次適用
  • IPアドレス制限・ブルートフォース対策(連続ログイン失敗時の自動ブロック)
  • SAML認証対応:Azure AD・Okta等によるシングルサインオン

2025年5月からはWAFオプションCDNオプションが追加提供されており、DDoS対策やアプリケーション層のセキュリティをさらに強化できます。

参考

他CMSとの比較

CMSを選定する際、PowerCMS以外にもWordPress、Movable Typeなどが候補に挙がります。

主要CMS比較表

比較項目 PowerCMS WordPress Movable Type
種類 静的CMS(国産商用) 動的CMS(OSS) 静的CMS(国産商用)
料金目安 44万円〜(買切) 無料(保守費別) 9.9万円〜(買切)
セキュリティ認証 ISMS(ISO27001/27017)、
Pマーク
なし(自己責任)
静的生成 ×
承認ワークフロー ◎ 標準搭載(全版) △ プラグイン依存 ○ プラグイン対応
アクセシビリティ対応 ◎ 専用プラグイン標準搭載 △ 個別対応

WordPressとの比較

WordPressは世界シェア約43%(W3techs調査)を誇りますが、オープンソースゆえにセキュリティリスクが懸念されています。
また、米国のSucuri社の調査では検出された感染サイトの95.5%がWordPressであり、プラグインの脆弱性が主要な侵入経路となっています。また常時アップデートとセキュリティパッチ適用が必要で、専任担当者がいない組織では運用負担が大きくなりがちです。

参考

一方、PowerCMSは静的HTML生成によりCMSサーバーと公開サーバーを分離でき、構造的にセキュリティリスクが低い設計になっています。

Movable Typeとの比較

Movable TypeはPowerCMSのベースとなったCMSであり、同じく静的HTML生成に対応した国産商用CMSです。ライセンス費用はPowerCMSより安価ですが、承認ワークフローはプラグインでの対応であり、ステージング機能やカスタムフィールドの柔軟な拡張、アクセシビリティ検証機能はPowerCMSのほうが標準で充実しています。1,000ページを超える大規模サイトや、多部門での組織的運用にはPowerCMSがより適しています。

PowerCMS導入を成功させる「パートナー選び」

PowerCMSは多機能である分、要件整理・設計・構築・運用まで専門的な知識が必要です。社内にWebシステムの専任担当者がいない場合や、初めての導入を検討している場合は、実績のある制作会社に相談することをお勧めします。

株式会社イーダブリュエムジャパン(EWMジャパン) は、2001年の創業以来、官公庁・企業向けWebサイト構築を500件以上手がけてきた実績があります。PowerCMSを含む多彩なCMSに対応し、幅広い業種・業態のWebサイト構築を支援しています。

参考:EWM 実績一覧

提供サービス

CMS選定・コンサルティングから仕様策定・RFP作成支援、デザイン・構築、WAF等のセキュリティ対策、運用代行まで一気通貫で対応。プライバシーマーク(Pマーク)認定取得済みで、個人情報を扱う案件にも安心して依頼できます。

まとめ:PowerCMSはセキュリティと組織運用を両立する国産CMS

PowerCMSとは、静的HTML生成・エンタープライズ向け機能・国産サポートの三拍子が揃った商用CMSです。ISMS(ISO27001/27017)取得、承認ワークフロー・アクセシビリティ検証・ステージングが全版標準搭載という特長は、組織的なコンテンツ管理とセキュリティを同時に求める企業・団体のニーズに高いレベルで応えます。

PowerCMSの料金は2025年1月の改定後でスタンダード版44万円(税込)からで、2年目以降のサポート費はライセンスの20%です。また、クラウド版は月額44,000円から利用可能です。

30日間の無料トライアルで導入前に十分検証できる点も安心です。

WordPressのセキュリティリスクに悩んでいる方、複数担当者が関与する承認フローが必要な方、大規模サイトの安定運用を求める方は、ぜひPowerCMSの導入を検討してみてください。

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EWMジャパンは、東京都をはじめとする行政機関のWebサイト構築で500件超の実績を誇ります。CMS選定・セキュリティ対策・アクセシビリティ対応・運用代行まで、組織のデジタル課題をワンストップで解決します。

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