2024年9月から10月にかけて開催された「SAGA2024」。私たちは「SAGA2024競技会を楽しむ環境づくり事業」に参画し、ライブ配信のサポートを担当しました。
これまでプロの技術で配信を行ってきた私たちが、今回は配信未経験の県民ボランティア“サガンティア”と一緒に取り組むという、新たな取り組みにチャレンジ。「プロだけでつくる配信」から「地域みんなで支える配信」への転換を目指し、地域一丸となって新しい形の大会をつくりました。
「サガンティア」と一緒に届けた佐賀での熱戦
SAGA2024では、大会史上初となる「全競技・全試合ライブ配信」が目標に掲げられました。この前例のない大規模な配信体制において、サガンティアの皆さんとともに現場を支えることが求められました。
私たちはこれまでの配信経験を活かし、「未経験者でも安心して活躍できる仕組みづくり」に注力。誰もがチャレンジできる環境を整えることで、佐賀から全国へ、熱い試合の数々を届けることができました。
県民の力で作り上げる、新しいスポーツ観戦のカタチ
「まずは楽しみながら関わってもらう」ことを大切に、地元の皆さんと一緒に作り上げることを目指して、具体的に以下の施策を実施しました。
- 配信初心者向け練習会・事前研修の実施(複数回)
機材操作や現場フローを体験しながら習得できるプログラムを設計 - リハーサルの現地実施
本番さながらの流れを体験し、不安を解消 - LINE・Slackを活用したフォロー体制
リアルタイムで質問・相談できる環境を整備 - マニュアル・チェックリストの作成・配布
「これだけ見れば大丈夫」と思える、わかりやすい資料を提供 - 現場での伴走支援
各配信拠点にサポートスタッフを配置し、必要に応じてサポート
単なるサポート役ではなく、“現場スタッフ一人ひとりが配信の主役”。そんな意識を持って、チーム一丸となって現場づくりに取り組みました。
県内事業者との連携による“地域一丸”のプロジェクト
この取り組みは、私たち単独では成しえなかったものです。地元のテレビ局、新聞社、映像クリエイター、技術スタッフ、地域企業の皆さんなど、さまざまなパートナーと力を合わせて一つのチームとなったことで、佐賀ならではの温かくリアルな配信が実現できたと感じています。
また、新しい価値の提案と県民のスポーツ参加促進という想いに共感が集まり、県内全体で協力ができたことによって、SAGA2024が未来の大会へつながる大きな一歩になったと実感しています。
全国に届いた、佐賀の熱気
SAGA2024におけるライブ配信は合計140本以上にのぼり、大会史上初の全競技・全試合のライブ配信を達成させることができました。
この取り組みは、大会関係者や選手・ご家族に喜ばれたことはもちろん、サガンティアの皆さんからも 「最高に楽しい思い出になった」「安心して参加できた」という声を多くいただきました。
プロと地域が一体となり成し遂げたこの経験は、私たちにとって大きな手応えであり、ライブ配信という場を通して、県民の皆さんに新たな楽しみや気づきを届けられたこと。それこそが、今回の最大の成果だと思っています。
スポーツの魅力をもっと多くの人に
今回のプロジェクトを通じて、ライブ配信のもつ可能性を改めて実感しました。今後は、次のような展開も視野に入れています。
- ライブ配信を通じた“新しいファン層”の獲得
- 配信映像を指導教材として活用する取り組みの広がり
- 配信ノウハウを地域・競技団体へ継承すること
これからも継続的な配信体制の整備に取り組みながら、地域を巻き込んだ新たなチャレンジを進めていきたいと考えています。
地域スポーツを盛り上げたい方、配信にご興味のある方は、ぜひご相談ください。私たちはこれまでの経験とノウハウを活かし、全力でサポートさせていただきます。
- プロジェクト名
SAGA2024競技会を楽しむ環境づくり事業
(県民ボランティアスタッフと一緒にライブ配信を行う体制の構築と実施業務)- 期間
2024年9月〜10月
- URL
- 提供したサービス
- LIVE配信
- LIVE配信サポート